ドーピングの検査手順とは?検査結果が出る期間を調査!

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2022年2月19日に、英国のチジンドゥ・ウジャ選手のドーピング陽性が発覚し、銀メダルはく奪報道がありました。

この報道についてネット上では、

など、ドーピング検査には時間がかかるものなのか?という声が挙げられていました。

北京オリンピックでも、ワリエワ選手のドーピング疑惑が浮上するなど、世間的にもドーピング問題について話題になっていますね。

そこで今回は、ドーピング検査手順や結果が出るまでの期間について調査していきたいと思います。

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ドーピング検査方法は2種類ある

まず、ドーピング検査の種類についてまとめていきたいと思います。

ドーピング検査には、尿から検査を行う尿検査と血液から行う血液検査の2種類あります。

検査は、競技会の際に行われる「競技会検査」と競技会以外(抜き打ち検査)の時間、場所で行われる「競技会外検査」があります。

では、尿検査と血液検査の手順についてそれぞれ解説していきたいと思います。

尿検査で行うドーピングの検査手順

それでは、尿検査でドーピング検査をするためには、どんな手順で検査されるのかについてまとめていきたいと思います。

検査手順は以下の6つになります。

  • ①通告・移動
  • ②採尿カップの選定
  • ③尿検体の採取
  • ④検体封印作業
  • ⑤部分検体
  • ⑥書類作成・控えの受取

それでは一つずつ説明していきたいと思います。

尿検査手順①通告・移動

検査通告を受けたら、本人確認が行われ、検査に関する説明を受けます。

そして、通告書に署名をし、検査室に移動します。

その後、指示があるまで検査室で待機をします。

尿検査手順②採尿カップの選定

アスリート自身で3つ以上の採尿カップの中から1つだけ選びます。

その際に、未開封であること、採尿カップに破損や汚れ等がないことを確認します。

検体採取の前に、水道水で手を洗うのですが、その際には、石鹸等では洗ってはいけないようです。

尿検査手順③尿検体の採取

同性のDCOが立会いの下、採尿を行うのですが、検体がアスリートの体から直接出ていることを確認できるように採取します。

採尿量の基準は、90ml以上だとされているようです。

検体の採取後は、カップのフタを閉め、DCOの見える位置で持ちながら作業室に移動します。

尿検査手順④検体封印作業

アスリート自身で3つ以上のサンプルキットの中から1つだけを選び、開封します。

サンプルキットの中身をすべて取り出し、破損や汚れ等がないことを確認します。

サンプルキットの箱の番号、開封されているボトル、キャップ、バーコードシールの番号が一致していることを確認します。

その後、DCOの指示のもと、尿検体をAボトル、Bボトルに注ぎキャップを閉めます。

採尿カップの尿を使い、比重を測定し、1.005未満の場合は、追加で検体を採取します。

尿検査手順⑤部分検体

尿量が基準を満たしていない場合、部分検体として保管され、基準の量に達するまで尿を注ぎ足して検体採取をします。

サンプルキットと部分検体キットを3つ以上の中から1つずつ選び破損や汚れ等がないか確認します。

Aボトルにすべての尿を入れ、部分キットに同封されているキャップでフタをします。

すべてのボトル、シール等を箱の中に入れて、部分検体バッグに封印します。

仮封印した部分検体バッグの番号と公式記録書の名前を確認し、開封、操作された形跡がないことを確認します。

サンプルキットを開封したらAボトルの尿と2回目以降に採取した尿を混ぜ合わせます。

尿検査手順⑥書類作成・控えの受取

検査の日からさかのぼり、7日間に使用した薬やサプリメントを申告します。

ドーピング検査全体を通して意見があれば、書類に記入します。

個人情報やサンプルキットに間違いがないことを確認し、公式記録書に署名をします。

検査書類のコピーを受け取り競技が終わるまで保管します。

ここで検査は終了になります。

尿によるドーピング検査方法はこのように行われるようです。

血液検査で行うドーピング検査手順

次に、血液検査でドーピング検査をするためには、どんな手順で検査されるのかについてまとめていきたいと思います。

検査手順は以下の5つになります。

  • ①通告・待機
  • ②書類作成・体調確認
  • ③キット選び・確認開封
  • ④血液採取・止血
  • ⑤書類作業・控えの受取

それでは一つずつ説明していきたいと思います。

血液検査手順①通告・待機

検査通告を受けたら、本人確認をし、検査に関する説明を受けます。

通告書に署名した後、検査室に移動し、採決直前に椅子に座り両足を地面につけた状態で10分間安静にします。

採決前に運動をしていた場合は、運動終了後2時間待機した後に採血となることもあります。

血液検査手順②書類作成・体調確認

DCOから渡された書類を読み、必要事項の記入を行います。

採血者から問診が行われるので、体調面やアレルギー等について申し出をします。

その後、次の工程に移ります。

血液検査手順③キット選び・確認開封

検査に使用する器具を選び、破損や汚れ等がないことを確認します。

バーコードシールとサンプルキットの検体番号がすべて一致していることを確認し、問題なければ開封します。

DCOの指示のもと、机の上に置きます。

採血者が採血管に検体番号を貼り付けます。

血液検査手順④血液採取・止血

採血を行う際には、利き腕と逆の腕で行います。

採決後は、採血者の指示を聞き、止血をします。

採血が終わった後、30分間は腕を激しく使う運動をしないように注意します。

その後、採血管に貼られている検体番号とサンプルキットのフタ、ボトルの番号が一致していることを確認し、フタをしっかり閉めます。

血液検査手順⑤書類作成・控えの受取

検査の日からさかのぼり、7日間に使用した薬やサプリメントを申告します。

ドーピング検査全体を通して意見があれば、書類に記入します。

個人情報やサンプルキットに間違いがないことを確認し、公式記録書に署名をします。

検査書類のコピーを受け取り競技が終わるまで保管します。

ここで血液による検査は終了になります。

検査結果が出るまでどのくらい期間がかかる

では、検査結果が出るまでの期間はどのくらいなのでしょうか。

まとめていきたいと思います。

検査を受けてから検査結果が出るまでは、最短でも数日から数週間かかるようです。

その上で、違反の疑いが出た場合は、本人立会いの下でBサンプルが開封され、更なる検査を行います。

違反の疑いの有無で期間は変わってきますが、最短では、数日から数週間、違反の疑いがある場合は、数年かかることもあり得るようです。

まとめ

今回は、ドーピング検査手順や結果が出るまでの期間についてまとめさせていただきました。

検査結果が明らかになるまでの期間は、違反の有無により変わりますが、チジンドゥ・ウジャ選手のドーピング陽性発覚は、違反の疑いがあり、検査が長引き、今になっての公表になったのだと思われます。

陽性が発覚したことにより銀メダルはく奪をされましたが、ドーピングは違反行為なので仕方がないことですね。

まだまだドーピング問題はなくなりませんが、いずれなくなることを願いたいですね。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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